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【ラン“紀”ング】(5)納豆 消費額ワースト1位、県民はあの匂いを嫌う

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【ラン“紀”ング】
(5)納豆 消費額ワースト1位、県民はあの匂いを嫌う

手作り納豆の文化を研究するりら創造芸術高校の生徒たち=紀美野町 手作り納豆の文化を研究するりら創造芸術高校の生徒たち=紀美野町

 同町のりら創造芸術高校の生徒が発見。現在も「(納豆文化が)かつて高野山の寺領だった同町真国地域に、京都から伝わったのではないか」と仮説を立てるなどし、研究を続けている。

 昨年11~12月、高校生たちは納豆作りに挑戦した。柔らかく煮た大豆を両端を縛った藁に入れ、さらに湯たんぽを入れた籾殻の中で約3日間、発酵させた。藁の中には小さく束ねた藁も入れ、納豆菌が中央部でも繁殖しやすいようにした。

 1年の中村巴菜さん(18)は「納豆を手作りしている地域の人たちは80~90代が中心。今、教わってこの食文化をつないでいきたい」。同校での研究に協力する和歌山大大学院観光学研究科の田村修平さん(34)も「食文化は、食べられなくなると知らない間に消えていくかもしれない」と話す。

 田村さんも成人するまではあまり食べたことがなかったという。「この和歌山で納豆の手作り文化を残していけたらおもしろいですね」。今はそう願っている。

(おわり)

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