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【衝撃事件の核心】16歳女子高生の命奪ったトラック、ドラレコが残した度重なる赤信号通過も「見落としの可能性」判決のなぜ

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【衝撃事件の核心】
16歳女子高生の命奪ったトラック、ドラレコが残した度重なる赤信号通過も「見落としの可能性」判決のなぜ

高校1年の女子生徒が大型トラックにはねられた現場交差点=大阪市西淀川区 高校1年の女子生徒が大型トラックにはねられた現場交差点=大阪市西淀川区

 西野裁判長は判決理由で、弁護側の主張通り「現場にたどり着くまでの走行状況を踏まえると、『一気に通過しようとした』との主張は唐突で不自然」と指摘。「(男が)赤信号を認識していた可能性は高いが、それが間違いないとまでは判断できない」として、「故意だった」との検察側の訴えを退けて「過失」と認定した。

 ただ、西野裁判長は「信号の見落としは、車線変更など危険で必要性の乏しい運転が原因。過失は相当大きい」と指弾した。

一人で育てた母の涙

 命を奪われた女子生徒はまだ高校1年。母親が女手一つで育て、女子生徒は高校に入学してから母親に「子供優先で育ててくれてありがとう。高校生になったし、ママのやりたいことをやってください」と手紙を送っていた。

 法廷で意見陳述した母親は「娘は何度も何度も『悲しませてごめんね』と言っていると思う」と涙。娘は中学の卒業文集で「辛いときこそ笑顔。笑っていると幸せがくる」とつづっていたといい、「娘が残してくれた言葉を支えに生きていきたいが、負の感情が芽生えてしまう。私は人をうらやんだり、憎んだりして生きているのか(と自問自答している)。心から笑っていたい」と述べた。

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