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【衝撃事件の核心】16歳女子高生の命奪ったトラック、ドラレコが残した度重なる赤信号通過も「見落としの可能性」判決のなぜ

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【衝撃事件の核心】
16歳女子高生の命奪ったトラック、ドラレコが残した度重なる赤信号通過も「見落としの可能性」判決のなぜ

高校1年の女子生徒が大型トラックにはねられた現場交差点=大阪市西淀川区 高校1年の女子生徒が大型トラックにはねられた現場交差点=大阪市西淀川区

 このようなことから、検察側は「前方を見ていれば必ず信号機が見える状況だった」と主張した。

 そして2つ目の映像。トラックの車内を写したものだ。映像には運転席の男の顔が写っていた。男は手前の交差点から現場に至るまでの間、車線変更のために一瞬右側に視線を向けた以外は、前方に視線を向け続けていた。

 2つの映像を総合すると、「前を見ていれば赤信号を簡単に認識できる状況で、男は脇見せずに前を向いて運転していた」となり、検察側の「赤信号であることを認識していた」との主張につながる。

ギリギリなら赤信号突破?

 男は当日、大阪市住之江区にある勤務先を出発し、約35分後に事故を起こしていた。この約35分間の運転の映像も全て裁判員らの前で流され、その間法廷は静寂に包まれた。

 それによると、現場にたどり着くまでのルート上には交差点が43カ所あり、そのうち赤信号だったのは18カ所。男は14カ所で停車したが、4カ所は信号が赤に変わった直後の交差点を通過していた。現場も含めると約35分間に5カ所の交差点で“信号無視”。20年近くトラックの運転手をしていたという男だが、粗い運転との印象は否めない。

 赤信号で止まった14カ所は、前の車がすでに停車していたか、交差点の相当手前で信号が赤に変わっていてすでに歩行者が道路を横断するなどしていた。こうした状況から、検察側は「(男は)赤信号に変わった直後であれば、事故を起こさずに交差点を通過できると考えていた」とした上で、「現場も一気に通過できると思い込んだ」と指摘した。

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