産経WEST

【脳を知る】アルコール性認知症 寂しさやストレスからのお酒の飲み過ぎに注意を

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【脳を知る】
アルコール性認知症 寂しさやストレスからのお酒の飲み過ぎに注意を

お酒の飲み過ぎで認知症になることも お酒の飲み過ぎで認知症になることも

 皆さんの周りで、毎日お酒を飲み続けて物忘れが進んできている方はいませんか。お酒の飲みすぎで認知症になることがあります。中には急激に意識がなくなり、救急で受診される方もいます。今回はアルコール性認知症についてお話しします。

 アルコール性認知症とは、食事を取らずにアルコール類を多量に飲み続けることで、ビタミンB1の不足による脳の栄養障害を起こし、その結果発症する認知症です。高齢者のみならず、若い方でも生じます。

 はじめは新しいことを覚えられなくなり、次第に過去のことも忘れていきます。そのため記憶のつじつまを合わせようと、作り話をします。さらに自分がどこにいて何をしているかなど、現在置かれている状況が分からなくなります。また意欲がなくなり、寝てばかりになっていきます。逆に攻撃的で暴力行為がみられたり、幻覚が見えたりすることもあります。

 その他にビタミンB1不足による目の症状、歩行障害、意識障害などがみられます。目の症状は目を外側に動かせず、寄り目になることがあります。歩行障害はフラフラする、どこかにつかまっていないと立てないなどの症状が現れます。意識障害ははじめはぼんやりしたり、ウトウト眠りがちになったりしますが、進行すると呼びかけにも反応しない昏睡(こんすい)状態や死亡に至ることもあります。

続きを読む

「産経WEST」のランキング