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【NIE@産経・カマティーのNIE事始め(10)】新聞で実現する「主体的・対話的学び」の手法

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【NIE@産経・カマティーのNIE事始め(10)】
新聞で実現する「主体的・対話的学び」の手法

 新しい学習指導要領で「主体的で対話的な深い学び」という方向性が示されましたが、NIEの取り組みには、これに沿う実践が多く存在するのではないでしょうか。日本新聞協会主催の「一緒に読もう!新聞コンクール」や、このコラムで9月に紹介したNIE教養ゼミなども「主体的で対話的な深い学び」に通じるものだと思います。

 もう一つ、発展的な実践方法を紹介したいと思います。ある複雑な課題に、3人が1組になって対話をしながら最善の解答を探求するという学習です。

 まず新聞によく取り上げられる時事問題について、解答するべき課題を設定します(例えば「アベノミクスは成功しているか」)。この問題について、各紙がそれぞれどのように取り上げ論じているか(同一紙の政治面・経済面・社会面の比較でもよい)をグループの3人が分担して読み解きます。そのうえでそれぞれの理解を持ち寄り、与えられた課題を多面的に検討して解答を模索します。

 3人という少人数でグループを作り、しかも3人が記事を分担して読解するので、一人ひとりに説明責任の意識が生じ、否応なく「主体的で対話的な」参加が促されます。なかなかうまい仕掛けになっていると思われませんか。

 これは「知識構成型ジグソー法」と呼ばれる、アクティブラーニングの手法を参考にしたものです。興味のある方はネットで検索してみてください。

(清風高校教諭)

【プロフィル】鎌田隆 大阪府守口市出身。座右の銘は「世間虚仮(せけんこけ) 唯仏是真(ゆいぶつぜしん)」(聖徳太子)。趣味は散歩。

★「NIE@産経」へのEメールは、nie@sankei.co.jp 。出前授業のご相談なども受け付けます。

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