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新電力で「助かるワン」料金の一部、動物保護に「殺処分される命を助けたい」

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新電力で「助かるワン」料金の一部、動物保護に「殺処分される命を助けたい」

「NPOあにまる365」で保護されている猫=松山市 「NPOあにまる365」で保護されている猫=松山市

 契約者の負担はそのまま、電気料金の一部を捨てられた犬や猫の助けに-。愛媛県内の2つの動物保護団体が、新電力のレジェンド電力(東京)と提携し、動物保護の新しい取り組みを始めた。

 2団体は、会員制交流サイト(SNS)や保護した犬や猫の譲渡会などを通じ、家庭や企業にレジェンド電力への契約切り替えを提案。使用量に応じて料金の1~10%が、団体で使うペットフードや消耗品、ワクチン接種のほか、さまざまな検査代に充てられる。

 2団体のうちの一つ「NPOあにまる365」(松山市)があるのは、市中心部から離れた山間部。殺処分されるのを防ごうと、市保健所などから引き取った100匹以上の犬や猫が暮らす。餌は寄付のペットフードで賄い、病気の治療費はメンバーが自腹を切ることも。

 代表の吉岡智子さん(41)の目線の先には無数のケージが並ぶ。「引き取り手が見つかるまでは、この子たちの面倒を見てあげたい。だけどこれ以上の数となると…」。

 環境省によると、犬と猫の殺処分数は平成18年度で約34万1千匹。28年度には約5万6千匹まで減少したが、依然として多い。

 新電力に参入し、さまざまな団体への支援を掲げるレジェンド電力はこうした現状に着目。捨て犬を4匹保護しているという同社担当者は「殺処分される命を少しでも減らしたい。そう考える中で吉岡さんらと出会った」と取り組みのきっかけを語る。

 吉岡さんは「来年は戌年。ワンちゃんたちを気軽に支えられる機会があることを知ってほしい」と呼び掛けている。

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