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【実録 韓国のかたち 第3部(7)】金大中3人の息子全員が不正…左派の牙城での大会、ヤジが飛ぶ中、空気変えた「盧武鉉演説」

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【実録 韓国のかたち 第3部(7)】
金大中3人の息子全員が不正…左派の牙城での大会、ヤジが飛ぶ中、空気変えた「盧武鉉演説」

自宅裏山に登っている生前の盧武鉉・前大統領と権良淑夫人 =韓国・金海市郊外(ロイター) 自宅裏山に登っている生前の盧武鉉・前大統領と権良淑夫人 =韓国・金海市郊外(ロイター)

保守勢力に渡った場合の政治報復恐れ、素早く動く

 左派政権もまた、腐敗とは無縁でなかった。金大中(キム・デジュン)は政権末期に連続して起きた側近と家族の不正事件に悩まされた。任期1年を切った2002年5月、三男弘傑(ホンゴル)が36億円にのぼる賄賂を受け取った疑いで、6月には次男、弘業(ホンオブ)が脱税などの疑いで逮捕された。国会議員だった長男、弘一(ホンイル)も人事をめぐって賄賂を受け取ったとして金の退任直後に在宅起訴された。

 次男の逮捕直後に金は声明を発表し次のように謝罪した。「生涯さまざまな苦難を経験しましたが、こんなに悲惨なことが起きるとは思っていませんでした。これはすべて私の間違いであり、至らなかったからです」

 3人の息子全員が不正に関与しているとの噂は逮捕前からあった。週刊誌「時事ジャーナル」は、01年12月30日、「金大中の3人息子」の疑惑を報じる記事で「世間では、『これから大統領を選ぶときは子供がいないか未成年者を選んだほうがいい』という言葉がはやっている」とつづった。

 次期政権が保守勢力に渡った場合の政治報復を恐れたのだろう。金の与党、新千年民主党の動きはこれらの報道よりも早かった。

 01年8月、金の支持基盤であり、左派の牙城として知られる韓国南部の都市、光州で新千年民主党は「国政弘報大会」を開いた。

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