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【スポーツの現場】ダイハツ前田彩里が完全復活 五輪断念で手術、疲労骨折も「ぎりぎり間に合った」

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【スポーツの現場】
ダイハツ前田彩里が完全復活 五輪断念で手術、疲労骨折も「ぎりぎり間に合った」

 完全復活を印象づけるに十分なレースだった。11月26日に宮城県松島町文化観光交流館前から弘進ゴムアスリートパーク仙台までの6区間、42・195キロで行われた全日本実業団対抗女子駅伝。けがを克服した前田彩里(さいり)=ダイハツ=が区間賞の走りでチームの3位に貢献し、「やっと走れてすごいうれしい気持ち」と笑みがこぼれた。(坂井朝彦)

 前田が託されたのは、2番目に距離が長く、準エース級がそろった第5区(10・0キロ)。6位でたすきを受け取ると、重心の低い力強い走りで前進する。2人を抜き、アンカーの竹本香奈子に4位でつないでみせた。

「力のある子」と監督

 32分50秒で、5年ぶりに優勝したユニバーサルエンターテインメントの中村萌乃がマークした33分08秒をしのぐ区間賞。「チームの足を引っ張らないようにと思って走った」という前田に、林清司監督も風があった前半に自重しすぎたとし「力のある子。これで満足してもらっては困る」と辛口のエールを送った。

 マラソンで2015年世界選手権(北京)に出場した26歳。順調に経験を積み重ねてきていたはずが、左太もも裏の故障で16年のリオデジャネイロ五輪出場を断念し、同年3月に手術。その後も疲労骨折に泣かされた。

 国内2年ぶりの復帰レースが同駅伝の予選会だった。10月22日に福岡県で行われ、前田は5区区間賞を獲得した。台風の嵐が吹き荒れる環境でも力を発揮し、「ホッとしている感じ」と喜んでいた。

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