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【風・学校の頭髪指導(3)】地毛茶髪、黒染めで頭皮ボロボロ…アレルギー無視「生徒への暴力だ」

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【風・学校の頭髪指導(3)】
地毛茶髪、黒染めで頭皮ボロボロ…アレルギー無視「生徒への暴力だ」

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 大阪の頭髪黒染め強要訴訟では、黒染めを繰り返した生徒の頭皮がボロボロになった、という点もショッキングだった。大阪府高槻市の67歳女性は、子供の毛染めについて警鐘を鳴らした10年ほど前の本紙記事のコピーを添えて意見を送ってくれた。

 女性が紹介してくれたのは、平成19年7月26日付の本紙朝刊生活面に掲載された「子供の毛染め ご用心」という記事。これによると、染毛剤は、主にメラニン色素を壊す脱色剤と、脱色と化学染料の浸透を同時に行う酸化染毛剤に分けられる。

 脱色剤に含まれる過酸化水素は皮膚や目に刺激が強く、酸化染毛剤に入っているパラフェニレンジアミンはぜんそくや腎臓障害、アナフィラキシー(急性アレルギー反応)を発生させる可能性もあるという。

 初回は問題なくても繰り返し使うことでかぶれなどのアレルギー症状が出ることがあり、症状が出れば以降はずっとアレルギー体質が続く恐れがある。特に子供は皮膚が弱く、免疫機能が完成されていない大人よりトラブルが起こる可能性が高いという。

 女性は記事の内容に触れた上で、《女子生徒の頭皮がボロボロになり、過呼吸になったということは間違いなく毛染めのアレルギー反応を無視した生徒への暴力であり、身体的精神的傷害事件であるといっても過言ではないと思います》と指摘。《髪の加工は未成年の飲酒喫煙と同じくらい被害があることを自覚してほしい》とも訴えた。

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