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【竹島を考える】韓国「日本海に『東海』の併記を」 国際総会で主張…日本はもっと危機意識を 下條正男・拓殖大教授

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【竹島を考える】
韓国「日本海に『東海』の併記を」 国際総会で主張…日本はもっと危機意識を 下條正男・拓殖大教授

日本海呼称問題で攻勢をかける韓国。2018年平昌冬季五輪の公式ホームページでも竹島を「Dokdo」(独島)、日本海を「EAST SEA」(東海)と表記した地図が使われている(同ホームページから) 日本海呼称問題で攻勢をかける韓国。2018年平昌冬季五輪の公式ホームページでも竹島を「Dokdo」(独島)、日本海を「EAST SEA」(東海)と表記した地図が使われている(同ホームページから)

 そのためか、総会前日の日本の日刊紙(電子版)には、「毅然(きぜん)とした態度で交渉に臨め」とする自民党幹部のインタビュー記事が載っていた。それによると、日本政府からは外務省の相星孝一・地球規模課題審議官と海上保安庁の仙石新・海洋情報部長らが派遣され、自民党幹部は「いずれも局長級で、『日本がいかに、この問題を重視しているのか』を国際的に知らしめるチャンス」と強調していた。しかし、それは手前みそ的解釈でしかない。

20年前の振り出しに戻された日本

 現に、今回の総会を機に日本政府は最終的な決断を迫られることになった。韓国側の報道によると、今後は日本と韓国の2国間で対話を進め、3年後の2020年にその結果を報告することになったというのだ。

 日本側にとっては、20年前の振り出しに戻されたのにも等しい。この間の日本政府の対応は、何の意味もなさなかったということである。その事実は、外務省や海上保安庁の日本海呼称問題に関するホームページを閲覧してみれば察しがつく。

 日本では、「世界が認める日本海」として、世界の古地図では日本海と表記したものが多いとしてきた。

 だが韓国側では、世界の古地図は、日本海よりも韓国海や朝鮮海、東海と表記しているものが多いとするだけでなく、東海の表記は2千年前から使われていたとして、日本海呼称問題を「歴史問題」と捉えてきた。

 そこで、韓国側が執拗(しつよう)な宣伝工作を行った結果、2002年に2%だった東海と日本海の併記は、2009年には28%になったという。

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