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「伊賀の森友問題だ」市議会で批判噴出 市の借地契約めぐり…市議が交渉担当

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「伊賀の森友問題だ」市議会で批判噴出 市の借地契約めぐり…市議が交渉担当

三重県伊賀市議会で、市が借りた土地の契約経緯について追及する中谷一彦市議(中央)=14日 三重県伊賀市議会で、市が借りた土地の契約経緯について追及する中谷一彦市議(中央)=14日

 三重県伊賀市で、市が借りた土地の契約経緯が不透明だと市議会から批判が出ている。交渉経過を記した文書が残っていない上、地権者は市議の長男が役員を務めていた会社で、市との交渉をこの市議が担っていたことも判明した。14日の市議会委員会では、市への追及が相次ぎ「伊賀の森友学園問題だ」との声が上がった。

 問題の土地は、同市比土の伊賀神戸(いがかんべ)駅近くの約3千平方メートル。駅前の混雑解消に向け、周辺企業の送迎バス待機用として市が1月に市内の会社と契約を結んだ。賃料は月約36万円。契約は約19年間で、支払総額は8千万円を超える。

 会社には中岡久徳市議の長男が昨年10月まで役員として在籍。市のこれまでの答弁で、会社との交渉は、ほぼ全て中岡氏が担当し、市には交渉に関する資料が一切残っていないことも分かった。

 利用するバスが少なく、周辺の駐車場賃料よりも高額だと問題視する中谷一彦市議は「中岡氏側が働き掛けたとしか思えない」と批判する。

 市の担当者は、選定理由を「適地はここしかなかった」と説明。賃料は市が平成23年に周辺で実施した工事での鑑定価格を参考にしており「妥当」としている。岡本栄市長は「不適切とは思っていないが、再度、地権者と話し合うことも選択肢」と契約見直しの可能性も示唆している。

 14日の委員会では、会社側の聴取も必要として、調査特別委員会(百条委員会)の設置を求める意見が続出した。

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