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【関西経営者列伝】ユニークに“お困りごと”解決 小林製薬・小林章浩社長(1)

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【関西経営者列伝】
ユニークに“お困りごと”解決 小林製薬・小林章浩社長(1)

「“あったらいいな”をカタチにする」を掲げる小林製薬の小林章浩社長=大阪市中央区の同社本社(前川純一郎撮影) 「“あったらいいな”をカタチにする」を掲げる小林製薬の小林章浩社長=大阪市中央区の同社本社(前川純一郎撮影)

 なぜ買われるのかを調べると、中国のネットメディアで、日本で買うべき12の医薬品「神薬」の1つとして取り上げられ、人気が広がっていることが分かった。「外国でも日本と同じように、ニッチな商品が求められ、うけるんだ」と。サカムケアのヒットが大きな手応えとなり、背中を押されました。

中国事業「リスクあるが優先順位高まった」

 《新たな需要の発見は、積極的な事業展開に弾みをつけた》

 国内では、インバウンドに何が売れるのか手探りの中で、ドラッグストアと協力して「小林コーナー」を設けてもらい、よく出た商品を他店にも広げる戦略を取った。外国のガイドブックに広告も出しました。

 一方、海外では、カイロや外用消炎鎮痛剤「アンメルツ」、熱さまシートなど、どの国でも受け入れられそうな商品については、それまでも事業展開していましたが、ニッチ商品となると二の足を踏むところがあった。インバウンド需要は「万国共通の“お困りごと”は少なからずあるんだ」と知るきっかけを与えてくれました。

 中国での事業にはリスクもありますが、それでも5年、10年の経営を見通し、社のやるべきこととして優先順位が高まった。どんなものが受け入れられ、現地の方々の生活に定着するのか。今後、各国で必要とされるニッチを探していこうと考えています。

「ブルーレットは兄、サワデーは妹」

 《「あったらいいな」をくみ取る基本姿勢は、長い歴史のもとに培われた》

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