産経WEST

シャープ、念願の東証1部復帰、成長戦略加速なるか…業績急回復印象づけ 鴻海から派遣、戴社長の手腕評価の声も 

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


シャープ、念願の東証1部復帰、成長戦略加速なるか…業績急回復印象づけ 鴻海から派遣、戴社長の手腕評価の声も 

シャープの経営をめぐる経過 シャープの経営をめぐる経過

 シャープが12月7日付で約1年4カ月ぶりに東証1部に復帰することが11月30日、決まった。短期間での復帰は、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業のもとでの経営立て直しが順調に進んでいることを強く印象づけた。再建への弾みがついたことで、独自の技術力を生かした成長戦略を加速させていく構えだ。(藤谷茂樹)

 東証1部への上場は通常、厳しい要件を満たすことで信用力を高め、資金調達の効率化を図れるメリットがある。ただ、シャープにとっては今回、それ以上の意味を持っていた。長く続いた業績不振の時代から脱却したことを象徴するからだ。

 シャープは昨年3月末時点で「債務超過」に陥り、8月に2部に降格。その後、鴻海から3888億円の出資を受け子会社となり、債務超過を解消し、さらにコスト削減など鴻海との協業を通じた構造改革で業績改善を進めてきた。

 スマートフォンやタブレット端末向けの中小型液晶パネルの販売が堅調に推移し、テレビの海外販売も伸びている。平成30年3月期には最終損益で3年連続で続いた赤字から脱し、690億円の黒字となる見通しで、その時こそ再建を果たしたといえるだろう。

 東証を傘下に置く日本取引所グループ(JPX)の清田瞭最高経営責任者(CEO)は30日の会見で、「しがらみのない経営者が事業の選択と集中を急速に進めることによって、ここまで短期間で復帰できたのではないか」と述べ、鴻海から派遣された戴正呉社長の手腕を評価した。

続きを読む

「産経WEST」のランキング