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滋賀・野洲の住民投票、50%届かず不成立 市民病院計画の是非、市と議会の〝内輪もめ〟に市民冷めたか

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滋賀・野洲の住民投票、50%届かず不成立 市民病院計画の是非、市と議会の〝内輪もめ〟に市民冷めたか

住民投票の不成立を宣言する野洲市選挙管理委員会の入江幸一委員長 住民投票の不成立を宣言する野洲市選挙管理委員会の入江幸一委員長

 滋賀県野洲市がJR野洲駅南口での建設を目指している「野洲市民病院」計画の是非を問う住民投票が26日行われ、投票率が48・52%と50%に達しなかったため、条例の規定により不成立となった。当日投票資格者数は4万1361人。計画をめぐり市議会で紛糾が続き、住民投票が実施されたが、市民の関心は高まらなかった。

 野洲市民病院は、市が総事業費約102億円で開院を計画。老朽化や採算悪化などで事業継続が困難になった市内唯一の民間総合病院「野洲病院」(同市小篠原)に代わる新病院として、建設を打ち出した。

 ただ、市議会では財政悪化への懸念や駅前の土地活用をめぐる意見の相違から賛否が分かれ、関連議案が計6回否決。反対派議員の発議で今年9月、住民投票の実施が可決されていた。

 山仲善彰市長は29日開会の市議会で、建設に向けた関連議案を提出する方針。今後、議会で是非が議論されることになる。

議論かみ合わず平行線 判断材料の情報不足

 滋賀県野洲市と市議会の間で、最大のトピックとなってきた「野洲市民病院」計画。紛糾した議論を市民に委ねた格好の住民投票だったが、市民は厳しい「判定」を突きつけた。空費した時間やコストの責任を市や議会は自覚する必要がある。

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