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【萌える日本史講座】飛鳥美人を襲った南海トラフ地震 高松塚古墳に無数の亀裂

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【萌える日本史講座】
飛鳥美人を襲った南海トラフ地震 高松塚古墳に無数の亀裂

発掘で確認された地震によるとみられる亀裂の型取り模型。右後方はバウムクーヘン状のしま模様のある墳丘の断面=奈良県明日香村の飛鳥資料館 発掘で確認された地震によるとみられる亀裂の型取り模型。右後方はバウムクーヘン状のしま模様のある墳丘の断面=奈良県明日香村の飛鳥資料館

 東海・東南海・南海地震を引き起こす可能性のある南海トラフ。その巨大なエネルギーを物語る古代の証言者が、飛鳥美人壁画で知られる奈良県明日香村の高松塚古墳(7世紀末~8世紀初め、直径23メートル)だ。ちょうど10年前、カビで侵された壁画を修復するため石室の解体作業が行われ、その際の発掘調査で墳丘を引き裂く無数の亀裂が見つかったのだ。一連の調査ではムカデやゴミムシ、カビが繁殖した虫の死骸なども確認された。壁画がなぜ劣化したのか-。その謎に迫るのが、奈良文化財研究所・飛鳥資料館(同村奥山)で開催中の特別展。南海トラフ巨大地震という自然災害とともに、カビやバクテリアといった微生物が関わっていたことが浮かび上がった。(小畑三秋)

 予想外の亀裂

 「1300年間、静かに守られていたと思われていた古墳が、これほどズタズタになっていたとは」。平成18年に始まった発掘調査で、担当者は息をのんだ。

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