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【名作映画を見てみよう!】ついに市民権…ロボットなら危害を加えない!? 「アイ,ロボット」(2004年)

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【名作映画を見てみよう!】
ついに市民権…ロボットなら危害を加えない!? 「アイ,ロボット」(2004年)

「アイ,ロボット」 ブルーレイ発売中 1905円+税20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン 「アイ,ロボット」 ブルーレイ発売中 1905円+税20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン

 政府がサウド家の王子11人をはじめ、現職閣僚4人を含む数十人の身柄を拘束したと伝えられるサウジアラビア。実はこの異常事態が起きる前にも、ひとつのニュースが世界を騒がせていました。

 何と、香港のハンソン・ロボティクス社が開発した女性型のロボット「ソフィア」に市民権を与えると発表したのです。10月26日付の英紙デーリー・メール(電子版)などによると、ロボットに市民権が与えられるのは世界初のこと。

 普通なら驚きをもって受け止められるニュースなのですが、サウジは女性の権利が制限されるなどしており、「女性や移民は人間扱いしないくせに、ロボットがなぜ立派な市民なんだ」という声が上がっています。

 このニュースの映像を見たのですが、人間そっくりに表情を変化させ、AI(人工知能)を駆使して言葉をしゃべるソフィアは、米ハリウッドのSF大作「アイ,ロボット」(アレックス・プロヤス監督、2004年)に登場した人間型ロボット「サニー」より、さらに人間に近づいている気がしたのです…。

 2035年の米国。人々の日常は“ロボット三原則”(人間への安全性、命令への服従、自己防衛)を忠実に守るロボットに大きく依存していました。

 そんな中、ロボット嫌いの刑事スプーナー(ウィル・スミス)の恩人で、ロボット工学の第一人者でもあるラニング博士(ジェームズ・クロムウェル)が謎の死を遂げます。

 警察は自殺と断定しますが、腑(ふ)に落ちないスプーナーは博士の研究室で「サニー」という名のロボットを見つけます。スプーナーは「サニー」を容疑者として拘束しますが、誰もが「ロボットは人に危害を加えない」と取り合いません。しかしその頃、ロボットたちの恐ろしい野望が動き始めていたのです。

 米SF作家アイザック・アシモフの短編集「われはロボット」を基にした物語で、ヒトとロボットの共存の可能性や是非を問うシリアスな作風にひかれます。

 とはいえ、AIが身近になりつつある今、改めて本作を見ると、当時はそれほど感じなかったものの、不気味な目つきの白っぽい半透明のロボット軍団が人間を襲う場面に底知れぬ恐怖を感じます。

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