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【衝撃事件の核心】「膝までの汚物に大量のハエ」猫50匹放置でぬかるみと化した人気市営住宅 「多頭飼育崩壊」の悲劇

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【衝撃事件の核心】
「膝までの汚物に大量のハエ」猫50匹放置でぬかるみと化した人気市営住宅 「多頭飼育崩壊」の悲劇

強制退去処分になった40代女性の部屋のベランダに群がる猫=神戸市東灘区(同市提供) 強制退去処分になった40代女性の部屋のベランダに群がる猫=神戸市東灘区(同市提供)

 作業は午後4時までかかり、作業員は放心状態で帰路についたという。

 作業に立ち会った市職員は「言葉では言い表せない悲惨な現場だった。まさか猫が53匹も放置されていたとは」と絶句する。保護された猫は市内のNPO法人などに引き取られたが、雌猫は半数近くが妊娠した状態だった。

糞尿の〝雨漏り〟

 市や住民によると、女性が入居してきたのは平成18(2006)年9月ごろで、10~20代の子供3人と暮らしていた。この市営住宅は鉄道の駅に近く、募集倍率が10倍を超える人気物件。女性が捨てられていた猫数匹を飼い始めたのは入居からしばらく後のことだった。本来、市営住宅ではペットの飼育は禁じられていたが、「数匹ならば」と近隣住民も最初は黙認していたという。

 住民らが異変を感じたのは21年ごろ。女性の部屋から腐ったような異臭が漂い始めた。住民らは女性を見かけるたびに問いただしたが、女性は「鼻が悪くて分からない」と意に介しない様子だった。22年末には猫が大量に繁殖し、飼育できなくなった女性が別の場所に移動したとみられる。

▼【閲覧注意!】糞尿まみれ現場と猫の写真(こちらをクリック)

 この時期から女性の部屋の真下に住む男性(72)は糞尿の“雨漏り”や大量のハエに頭を悩ますようになった。悪臭とハエで窓を開けたり換気扇を回したりできなくなり、夏場には体調を崩すこともあったという。

 女性は毎日、猫に餌と水を与えに部屋に来ていたが、住民と顔を合わせるのを避けるためか、午前4時ごろにマスクと帽子姿で部屋を訪れては足早に立ち去るようになった。

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