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和歌山・南紀白浜空港、民営化に向け事業者募集 和歌山県

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和歌山・南紀白浜空港、民営化に向け事業者募集 和歌山県

 南紀白浜空港(和歌山県白浜町)の運営権を民間企業に譲渡する「コンセッション方式」での民営化などを目指す県は21日、運営事業者の公募を開始した。同日の定例記者会見で仁坂吉伸知事が明らかにした。国内外の公共、商業施設の運営実績を持つ民間企業が対象で、空港の運営期間は10年。書類審査やプレゼンテーションを経て平成30年5月に運営事業者を決定する。

 和歌山の「空の玄関口」として昭和43年に開港した同空港は、平成8年に旧空港の東隣に移設。12年には滑走路が2千メートルに延長された。定期便は羽田間の1日3往復6便のみだが、空港周辺には世界遺産・熊野古道やパンダが人気のレジャー施設「アドベンチャーワールド」などの観光地が多いことなどから利用者数は堅調で、28年は約12万人だった。

 ただ、県は長期総合計画で2026(平成38)年度には15万人の利用者達成を目標に掲げており、空港の一層の活性化には航空ネットワークの拡充などのノウハウを持つ民間事業者の協力が必要と判断。民間の協力が得られれば、県の財政負担の軽減も見込めることから、事業者を募集することを決めた。

 県港湾空港振興課によると、事業者に提案してもらうのは、海外からのチャーター便などを呼び込むためのプランや県が空港内に建設を予定している国際ターミナルビルの配置計画など。12月4日に同空港で募集要項に関する説明会を実施し、1、2次審査を経て平成30年5月に事業者を選定。31年4月の事業開始を目指す。

 仁坂知事は、複数の事業者が同空港の運営に関心を示していることを明かした上で、「日本の空港は(航空ネットワークの拡充など)ポートセールスをあまりしないが、それではこれからの時代は生き残っていけない。セールスは民間のプロにお願いしたい」と話した。

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