産経WEST

【依存~歪んだアイドル崇拝(4)】“触れあえる”地下アイドルだけが「日常忘れさせてくれた」

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【依存~歪んだアイドル崇拝(4)】
“触れあえる”地下アイドルだけが「日常忘れさせてくれた」

地下アイドルは自分たちだけのアイドル…。イベントを楽しむ男性ファンは陶酔に浸る=大阪市北区(永田直也撮影) 地下アイドルは自分たちだけのアイドル…。イベントを楽しむ男性ファンは陶酔に浸る=大阪市北区(永田直也撮影)

 当時はアイドルと直接触れあえる「握手会」といったものはほぼなく、メンバーはほど遠い存在だった。「ネットや会場で知り合ったファン同士でただ騒ぐのを楽しんでいました」

「モーニング娘。」に満足できず、地下へ

 ただ、直接触れあえず、年に数回程度のコンサートしかない「モーニング娘。」のイベントに物足りなさを感じ始めた野本は、次第に東京・秋葉原に足を向けるようになる。そこには、テレビ出演もするアイドルとは違い、メールで気軽に連絡を取り合えるなど個人的な関係が築ける地下アイドルがいた。

 例えば、上京してまもなく孤独な生活に悩みを抱えるメンバーの女の子もいて相談に乗ることも度々あった。「絶対会いに来てね」。そんな女の子の望みに応えることもあり、頼られる充実感を得られた。

 当時、野本は、大学を卒業して物品レンタル会社に就職したばかりで、仕事のストレスを抱えていた時期でもあった。

続きを読む

関連ニュース

「産経WEST」のランキング