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【依存~歪んだアイドル崇拝(4)】“触れあえる”地下アイドルだけが「日常忘れさせてくれた」

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【依存~歪んだアイドル崇拝(4)】
“触れあえる”地下アイドルだけが「日常忘れさせてくれた」

地下アイドルは自分たちだけのアイドル…。イベントを楽しむ男性ファンは陶酔に浸る=大阪市北区(永田直也撮影) 地下アイドルは自分たちだけのアイドル…。イベントを楽しむ男性ファンは陶酔に浸る=大阪市北区(永田直也撮影)

 野本がアイドルに関心を持ち始めたのは、約15年前の私立大学3年のときにさかのぼる。東京都内のファストフード店でアルバイトをしながら、大学で旅行サークルに所属していた。

「それなりに充実」はやがて「むなしさ」に

 髪を金色に染め、友人らとゲームセンターに入り浸る日々…。「それなりに充実した学生生活だったが、何かに夢中になるわけでもなく、むなしさを感じていた」と振り返る。

 どこか満たされない空虚さを心の内に抱えている中で、卒業に必要な必須単位を落とした。勉強に専念するため、家に閉じ籠もるようになったときに、あるテレビ番組に出会った。

 それは、一般女性をアイドルとしてデビューさせるオーディション番組で、少女たちが懸命に生きている姿を目のあたりにし、心を動かされた。アイドルは「モーニング娘。」。勉強の合間にインターネットの掲示板への書き込みを繰り返し、コンサートへも足を運んだ。ファン活動が日課のようになった。

「モーニング娘。」に満足できず、地下へ…

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