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【虎のソナタ】揺れる大和で思い出す虎のFAロス…わずか1年で、第1号は松永浩美

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【虎のソナタ】
揺れる大和で思い出す虎のFAロス…わずか1年で、第1号は松永浩美

1993年、阪神時代の松永浩美。1年でFA移籍してしまいました… 1993年、阪神時代の松永浩美。1年でFA移籍してしまいました…

 寡黙(モノ静かで無口)な虎の“不沈戦艦”大和が、いよいよ太平洋の荒波に乗り出すのだろうか?

 この日、想定内とはいえ甲子園のクラブハウスに来季13年目の大和(前田大和)内野手(30)が現れた。各社のトラ番諸氏とともに新里公章もオッという反応で、すぐ会社に連絡。FAの申請書を球団に出した大和は報道陣の前に姿を見せることはなかったが、広報を通じて「他球団の評価を聞くチャンスは今しかありませんから…」「12年間、お世話になったタイガースへの愛情や感謝の気持ちが無いわけではありません…」などコメントを出した。いぶし銀の守備力。いかなる状況下でも冷静沈着なプレー。「ユーティリティー(実に役に立つ)プレーヤー」はしかし、揺れている。当然だろう。

 「この件に関しては金本監督は端的に『思いは今までと一緒。残って欲しい…。フロントにお任せするしかない』とコメントした。それ以上でもそれ以下でもないわなぁ…。どっちを選択するか? 結果、どうなるかはチーム事情との兼ね合いやから、第三者が好き勝手なことは言えんわなぁ…」と安芸のベテラン編集委員・上田雅昭も電話の向こうで口ごもった。

 米大リーグのように、ビジネスライクにサッサと割り切って行動するドライさは、まだ日本球界には無い。情の部分がノシかかるのだ。

 FA制度は日本では1993年オフに2年間の激論を末にスタートした。なぜカンカンガクガク? この制度を採用すれば必然的に選手の年俸は高騰する。経営側はそれは困るのだ。しかし…サッカーのJリーグ誕生に対抗するために踏み切ることになる。

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