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【虎のソナタ】勝てば身をよじって喜び…少年のように虎を愛した鋭ちゃん、忘れない

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【虎のソナタ】
勝てば身をよじって喜び…少年のように虎を愛した鋭ちゃん、忘れない

猛虎フィーバーで音楽業界も活性化。5年ぶりに阪神が優勝した1985年の11月2日、大阪城ホールで阪神タイガース音頭を歌う中村鋭一氏。熱烈虎党の先駆けだった 猛虎フィーバーで音楽業界も活性化。5年ぶりに阪神が優勝した1985年の11月2日、大阪城ホールで阪神タイガース音頭を歌う中村鋭一氏。熱烈虎党の先駆けだった

 この日、早朝の飛行機で高知入りし安芸キャンプに再合流しようとした編集委員上田雅昭は前の日に12月1日付けでの就任を発表したばかりの揚塩健治新球団社長と谷本修副社長兼球団本部長、それに退任する四藤慶一郎社長、高野栄一球団本部長の4氏と伊丹空港で乗り合わせた。四藤さんは「今朝の各紙を見たが、なるほど皆さんがいろいろ工夫して(紙面作りを)されているなぁ…と改めて感じたョ」と、にこやかに言われたそうだ。行く人、来る人…4氏は安芸グラウンドで金本監督、選手らにあいさつをして日帰りされたそうだが“決意”を新たにしたことだろう。

 7年前の2010年の11月7日、千葉ロッテはナゴヤドームでの日本シリーズ第7戦に劇的な勝利で日本一になった。公式戦の3位からクライマックスシリーズを勝ち上がり『下克上』といわれた。しかし新監督西村徳文は開幕にあたって「球団、コーチ、選手、そしてファンの和で戦う」と宣言した。優勝してみて選手会長サブローは「ここまで腹を割って話せた監督はいない」と“和”を指摘した。敗れた中日監督落合博満は「ロッテには表面に表れない強さがあった…」と敗因に“和”を示している。

 それは今のタイガースの来季への礎(いしずえ)でもあるかもしれない…。

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