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ストレス緩和、忍者に学べ…独特の呼吸法、三重大院教授が研究本出版

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ストレス緩和、忍者に学べ…独特の呼吸法、三重大院教授が研究本出版

忍者研究の成果をまとめた本を出版した、三重大大学院の小森照久教授=津市 忍者研究の成果をまとめた本を出版した、三重大大学院の小森照久教授=津市

 忍者の生活に、現代のストレス社会を生き抜くヒントあり-。精神医学の視点から忍者を研究してきた三重大大学院の小森照久教授(精神医学)が7月、成果をまとめた本「忍者『負けない心』の秘密」を出版した。ストレスを緩和する忍者独特の呼吸法などを紹介。小森教授は「悩みを抱えながら働く人たちに読んでほしい」と話している。

 三重大が忍者研究に力を入れる中、敵国に命がけで潜入しストレスにさらされ続けた忍者が、どのような方法で休息しストレスを緩和していたのかという点に着目し、研究を始めた。

 文献などで研究するうち、忍者が休息する際に、息を鼻から短く吸って、鼻から長く吐く「息長」と呼ばれる独特の呼吸法を取り入れていたことを発見。忍者修行の経験者に試してもらい脳波を計測したところ、集中した時と睡眠時に出る脳波が同時に出ていたという。小森教授は「周囲を警戒しつつ、休息もできていたのではないか」と推測する。小森教授によれば、息長を完全に習得するには長期間の修行が必要。しかし、呼吸を1分間に10回未満に抑えることで、修行していない人でも集中しながら、リラックス効果が得られるという。

 青春出版社、760円(税抜き)。

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