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【実録 韓国のかたち】第二部(10)「歴史認識、まるで安倍内閣」左派攻撃に首相人事貫けず…朴槿恵「法治に名を借りた政治報復は私で最後に」

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【実録 韓国のかたち】
第二部(10)「歴史認識、まるで安倍内閣」左派攻撃に首相人事貫けず…朴槿恵「法治に名を借りた政治報復は私で最後に」

車いすに乗ってソウル市内の病院を出る韓国前大統領の朴槿恵被告=2017年8月30日(聯合=共同) 車いすに乗ってソウル市内の病院を出る韓国前大統領の朴槿恵被告=2017年8月30日(聯合=共同)

“官フィア” メディアの攻撃の的に

 セウォル号事故の対応をめぐり朴槿恵(パク・クネ)政権への批判が高まるなか、政権発足から朴を支えてきた鄭●(=火へんに共)原(チョン・ホンウォン)首相が辞意を表明した。就任からわずか1年2カ月での交代は痛手だった。朴は局面突破のため、内閣人事の刷新を試みるが難航し、鄭は結局辞意表明から1年近く留任することになる。

 2014年5月22日、朴は「国民検事」として知られる元最高裁判事、安大煕(アン・デヒ)を首相候補に指名した。安は検察庁中央捜査本部長在任中の2003年、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領(当時)の側近らの汚職を徹底捜査、有罪に持ち込んだ。

 ところが、最高裁判事退任後、弁護士事務所を開業してわずか5カ月の間に16億ウォン(約1億6千万円)もの収入を得たことが「前官礼遇」(官僚時の地位を利用、利益を得る悪しき慣例)にあたるとして、瞬く間にメディアの攻撃の的となった。

 セウォル号事故の後、許認可権などを利用して企業から賄賂を受け取る公務員の不正が連日メディアをにぎわせており、官フィア(官僚+マフィアの造語)という言葉も生まれていた。

 安は不動産登記疑惑もメディアに暴露され、指名から1週間もたたずに辞退に追い込まれたが、朴は沈黙を続け、安を積極的に擁護しなかった。

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