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業績回復のシャープ、海外事業拡大も寄与 液晶テレビで欧州市場再参入

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業績回復のシャープ、海外事業拡大も寄与 液晶テレビで欧州市場再参入

中間決算について説明するシャープの野村勝明副社長=27日午後、千葉市美浜区 中間決算について説明するシャープの野村勝明副社長=27日午後、千葉市美浜区

 平成29年9月中間連結決算で最終黒字を確保し、経営再建を着実に進めるシャープ。中核の液晶テレビで欧州市場に再参入するなど海外事業の強化を通じ、業績回復を確実なものにしようとしている。

 コスト削減で業績回復の道筋をつけてきたが、一層の業績拡大には今後、伸び悩む国内市場だけでは限界があり、経営危機の中で縮小してきた海外展開の強化が課題だった。

 今年2月、欧州市場でのテレビ販売再参入に、スロバキアの家電メーカーの持ち株会社を買収。液晶関連事業の売り上げ増には、中国市場に加え、この欧州での販売分が上乗せされたことが寄与している。

 9月には、ドイツで開催された家電見本市「IFA」に5年ぶりに出展。スマートフォンや家電でも、欧州市場に復帰することを印象づけた。台湾では、家電も扱う携帯電話販売会社に出資するなど、世界に向け販路を広げている。

 売り上げに占める海外の比率は29年9月中間期で70%を超え、前年同期から4ポイント以上高めている。

 野村勝明副社長は「商品ラインアップを拡充していくことで、海外の売り上げは伸びていく」との見通しを示した。(藤谷茂樹)

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