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【関西の議論】汗臭い男社会に女性だけのチーム出現 ピンクのごみ回収車と作業着…業界のイメージ刷新なるか

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【関西の議論】
汗臭い男社会に女性だけのチーム出現 ピンクのごみ回収車と作業着…業界のイメージ刷新なるか

ごみ回収会社「大栄」で、9月から本格的に活動を始めた「さくらチーム」の女性従業員。男社会に女性の社会進出の波が押し寄せている=兵庫県西宮市 ごみ回収会社「大栄」で、9月から本格的に活動を始めた「さくらチーム」の女性従業員。男社会に女性の社会進出の波が押し寄せている=兵庫県西宮市

 同社の担当者は「ごみ回収は今まで女性には不向きの仕事だと思われていたが、親しみやすさや細かいところに気がついたりといった点で、むしろ女性向きの仕事だというイメージに変えたい」と話す。今後、女性従業員が増えれば、新たなチームの発足も視野に入れる。

 さくらチームに所属する漣(さざなみ)優貴さん(25)は「仕事の内容自体は体力勝負。あまりいいイメージはないと思う」と話す一方で、「自分たちの姿を見て、女性がこの業界に興味を持ってくれたら」と意気込んでいる。

建設業でも続々組織化

 ごみ回収業のケースに先行する形で、建設業界でも女性チームの発足が相次いでいる。

 建設業の課題について調査・研究などを行っている業界団体「日本建設業連合会」(東京)は平成26年から、全国の建設業界で女性を中心にした現場組織などを「けんせつ小町工事チーム」として登録する活動を進めている。

 同団体ではチームのメンバーを「けんせつ小町」と呼び、オリジナルマークも製作している。

 同団体によると、9月現在で登録しているのは164チーム。登録チーム数は増加を続けているという。担当者は「大手の建設業者が複数の女性従業員を現場に派遣することで、下請け業者も現場に女性を投入しやすい環境をつくることができる」と話す。

 国土交通省によると、平成28年の全国の建設業界で設計などに携わる女性の技術職は4767人で、業界全体の4・2%。手作業などで特殊な技術を身につけた女性の技能職は40人で全体のわずか0・3%に過ぎず、いまだに男性中心の業界となっている。

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