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【解剖「維新の会」(下)】橋下の言う「ふわっとした民意」こぼれ落ち…立民に“盗まれた”フレーズ、見えぬ次の一手、どうなる都構想

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【解剖「維新の会」(下)】
橋下の言う「ふわっとした民意」こぼれ落ち…立民に“盗まれた”フレーズ、見えぬ次の一手、どうなる都構想

想定される大阪都構想の流れ 想定される大阪都構想の流れ

拡散したフレーズ、「右でも左でもなく前へ」の“元祖”は

 ツイッターなどのSNSで今回の衆院選期間中、拡散したフレーズがある。「右でも左でもなく前へ」だ。主な発信元は、躍進した立憲民主党の支持者。代表の枝野幸男も選挙公報に使っていた。

 同じフレーズを、衆院選公示日の第一声で発した日本維新の会の候補がいる。大阪10区(高槻市など)で立民政調会長の辻元清美に敗れ、比例復活もならなかった前職の松浪健太だ。「右」は安倍政権、「左」が共産・立民、「前」は維新・希望-という注釈をつけて選挙戦を戦った松浪は、「自分がずっと前から使ってきたフレーズだ」と不快感をあらわにする。

 立民の辻元は松浪の約1・7倍に当たる7万5788票を獲得し当選。同じ言葉を使った松浪が、有権者の心をとらえることができなかったのは、なぜか。答えは、「勢い」としか言いようがない。

敗因「…が分かったら負けへん」 身を切る改革、もう受けない?

 前代表の橋下徹の「ふわっとした民意」をつかみ取る独特の嗅覚と、現代表の松井一郎の「動物的な勘」(維新関係者)で支持層を取り込んで勢力を拡大し、政界再編を経ても存続し続けてきた維新。だが、今回の衆院選では大阪市の心臓部・選挙区大阪1区でも敗北を喫した。テレビの開票速報を淡々と眺めていた松井が思わず、「あぁ…」とうめいた瞬間だった。

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