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【軍事ワールド】軍事情報盗まれ放題…韓国の“脱北者頼み”の諜報戦の行方

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軍事情報盗まれ放題…韓国の“脱北者頼み”の諜報戦の行方

 一方で情報面では、脱北者たちは北朝鮮の体制に絶望して亡命してきただけに、持っている北朝鮮情報を洗いざらい提供してくれるのだが、そこには落とし穴がある。脱北者は自分の“価値”を高めようと、あやふやな情報まで虚飾して流す危険性があることだ。しかし、より問題なのは“脱北してしまった”ことだ。諜報の世界で本当に必要なのは、脱北者という「終わったスパイ」ではない。

最も成功したスパイ

 第二次大戦終結から10年ほど経った西ドイツ(当時)のフランクフルトで、喫茶店を営む夫婦がいた。2人は1957年、戦後西ドイツで初の社会主義政党、ドイツ社会民主党(SPD)に入党した。妻は党ヘッセン州南部地区事務所の秘書となり、夫はフランクフルト地区の党事務局長となった。以降、夫はその勤勉な仕事ぶりと誠実な人柄、さらに日本でいう「選挙対策本部」での働きが評価され、党内で要職を歴任していく。入党から15年経った72年、夫はヴィリー・ブラント首相の個人秘書に抜擢(ばってき)された。だが、夫妻は二人とも東ドイツのスパイだった。

 国内を監視する西独の諜報機関「連邦憲法擁護庁」(BfV)が数年にわたる内偵捜査のすえ74年、夫をスパイ容疑で逮捕した。夫のギュンター・ギョームの名をとり「ギョーム事件」と呼ばれたこの一件は西ドイツで政権を揺るがす大問題となり、ついにブラント首相の辞任につながった。

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