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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】掛布氏の後任二軍監督に矢野コーチ配転「愚の骨頂」の声…金本阪神3年目の不安

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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】
掛布氏の後任二軍監督に矢野コーチ配転「愚の骨頂」の声…金本阪神3年目の不安

継投策や細かな戦略戦術で、金本知憲監督を支えた矢野燿大一軍作戦兼バッテリーコーチ =東京ドーム(村本聡撮影) 継投策や細かな戦略戦術で、金本知憲監督を支えた矢野燿大一軍作戦兼バッテリーコーチ =東京ドーム(村本聡撮影)

 しかし、球団周辺で不安視する声が巻き起こったのは、矢野コーチが“消える”一軍のベンチワークに対してです。この2シーズン、作戦面とバッテリーコーチとして、投手の継投策や細かな戦略戦術を矢野コーチが担当。金本監督の相談役として試合運びを支えてきました。特に今季は先発投手が不安定で、逆にリリーフ陣の大奮闘があったからこそ78勝をマークしたのです。リリーフの人選や継投のタイミングなど、矢野コーチの頭脳に頼る部分も多かったはずです。それがうまく循環したからこそ昨季の4位から2位に躍進したはずですね。

 金本監督は球団側から3年を基本線とする複数年契約を提示されます。来季がダメでも進退問題には結びつかない…という契約プランです。これは阪神球団の危機感の裏返しでもあります。単年契約ならば、来季の成績次第によっては就任3年目の責任論が噴出し、野球どころではなくなる心配があります。それを未然に防ぐ意味も複数年契約の提示に込められているでしょう。

 しかし、契約年数がそうであっても、来季の結果をマスコミやファンがこれまでとは違ったスタンスで注視するのは避けられません。若手育成はいいけど、いつまでチーム強化に時間を費やしているのか!? という声は日増しに強くなるはずです。来季、成績が芳しくなければ、監督就任3年目の在任期間がそのまま責任論の大きな理由になるでしょう。時間をかけたけどチーム造りには失敗したではないか…と。

 ならば、監督として過ごした2シーズンを支えてくれた矢野コーチと片岡コーチは来季も側に付け、勝負のシーズンに3人で立ち向かっていく方がベストではないのか…という意見が球団周辺に流れているのも仕方ない話です。二軍監督には阪神OBや在野にも候補者はいます。金本-片岡-矢野のトライアングルを崩してまで掛布退任の後始末をする必要が果たしてあるのか? これは意見が分かれるところかもしれませんね。

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