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【虎のソナタ】虎との“絆”感じたマテオの笑顔…「10・19」無念の猛牛集団のように来年こそ!

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【虎のソナタ】
虎との“絆”感じたマテオの笑顔…「10・19」無念の猛牛集団のように来年こそ!

伝説の10・19。第2試合で延長引き分けに終わり、近鉄は優勝を逃した 伝説の10・19。第2試合で延長引き分けに終わり、近鉄は優勝を逃した

 テレ朝はそこから定時番組に次々と中継を割り込ませ「久米宏のニュースステーション」までぶっ飛ばしていく。

 ああ、だが4-4で延長十回ドロー。10月19日、川崎球場の2試合7時間33分間の男たちの必死さ、喜怒哀楽の涙の美しさ…そしてドローによる“あと一歩の敗戦”…。テレビの視聴率は59%とNHKの紅白歌合戦を超える数字を示した。

 午後10時56分。近鉄ナインは三塁線上に並びスタンドに深々と頭をさげた。監督仰木彬は言った。

 「敗者は敗者でしかない。でも我々の戦いはこれから始まる…」

 翌年、猛牛軍団は一つになって強い西武を蹴散らして優勝するのだ。

 あえて行数をさいた。それは筆者がこの「10・19」をつぶさに見たからである。真摯な男たちの号泣の中にいたことに感謝した。おそらく、これと同じ“絆”が今年の金本阪神のあの泥の海と化した甲子園の無念の敗退にあったと思う。

 この日、若虎たちは宮崎で汗を流し、マテオとドリスは笑顔を残して関空からドミニカ共和国に飛び立っていった。取材した西垣戸理大は「マテオはとても大きく手をふって“また来年ッ”とうれしそうでした」という。

 それぞれの悔しさが金本阪神にも“絆”を芽生えさせたのだ。

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