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ドラッグストアが食品拡充 「ワンストップ化」でスーパーに攻勢、価格競争も激化

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ドラッグストアが食品拡充 「ワンストップ化」でスーパーに攻勢、価格競争も激化

カップ麺をはじめ、幅広い食品を扱うツルハドラッグ住吉苅田店 =大阪市住吉区 カップ麺をはじめ、幅広い食品を扱うツルハドラッグ住吉苅田店 =大阪市住吉区

 ドラッグストアが食品の品ぞろえを強化し、業績拡大につなげている。日用品や医薬品と合わせ、来店した客が買い物を1カ所で済ませる「ワンストップ」をアピール。スーパーも医薬品コーナーを充実させて対抗。コンビニも含め、業態の垣根を越えた価格競争も激化しており、消費者にとっては選択肢が増えるかたちとなっている。(藤谷茂樹)

売上高の3割以上が食品

 冷凍食品、缶ビール、菓子、カップ麺、調味料とずらりと並んだ棚を構えるツルハドラッグ住吉苅田店(大阪市住吉区)。食品売り場は約53平方メートルと、面積では店の1割に満たないが、売上高は3割以上を占めるという。谷垣慶聡店長は「便利な買い物が来店のきっかけになる」と話す。冷蔵管理が厳しい生鮮食品を取り扱う店を設けているチェーンも出てきた。

 都市部では訪日外国人(インバウンド)向けの医薬品や化粧品販売で業績を伸ばしてきたドラッグストア。地方や郊外では地域の事情に合わせた柔軟な商品構成を徹底。日用品とともに食品も同時に買えるスタイルを推し進めてきた。

 経済産業省の商業動態統計によると、平成28年のドラッグストアの「食品」の販売額は1兆4915億円。前年比約1割増で全体の26%を占めた。28年の全体の販売額も前年比6・8%増で、食品拡充に伴う「ワンストップ」が躍進の原動力といえる。

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