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観光振興へ「日本遺産」の活用広がる 鯖街道に大宰府…地方創生の起爆剤

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観光振興へ「日本遺産」の活用広がる 鯖街道に大宰府…地方創生の起爆剤

 文化庁が2年前に設けた文化財や歴史遺産の認定制度「日本遺産」を、地域の観光振興の起爆剤にしようとする取り組みが広がっている。認定された名所や特産品を紹介する店舗や、多言語で紹介するスマートフォンアプリ、複数の日本遺産を巡るツアーなどが登場。特に、これまで訪日外国人観光客にあまり知られていない地域にもビジネスチャンスをもたらす仕組みとして期待が高まっている。(栗井裕美子)

郷土料理やスマホアプリ

 京都市下京区で9月にオープンしたサバ専門店「鯖(さば)街道体験酒場 SABAR京都烏丸店」は、日本遺産の第1弾として平成27年4月に認定された「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群~御食国(みけつくに)若狭と鯖街道」(福井県小浜市、若狭町)のPRを兼ねた店舗だ。

 鯖街道は、若狭湾の海産物を京都へ運んだ古道。店内では名物「さばの小浜焼き」「さばのへしこ」など郷土料理6品が販売され、サバ寿司(ずし)を作る体験もできる。同店を経営する「鯖や」(大阪府豊中市)の右田孝宣社長は「東京などにも出店したい」と話す。

 同じく27年4月に「古代日本の『西の都』~東アジアとの交流拠点」が認定された福岡県太宰府市は昨年4月、史跡「大宰府(だざいふ)政庁跡」などを解説するスマホアプリの無料配信を始め、外国人や若者らにアピールを開始。今年4月には5カ国語対応とし、当時の街並みを仮想現実(VR)で見ることができる改良版を配信。すでにダウンロード数は10万に達している。

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