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テーマは「家族の愛の形」…映画を通じ、奈良の魅力を発信「NARAtive」撮影開始

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テーマは「家族の愛の形」…映画を通じ、奈良の魅力を発信「NARAtive」撮影開始

「NARAtive」のクランクインを前に祈願祭に参加したアイダ・パナハンデ監督(中)と加藤雅也さん(左)ら=天理市 「NARAtive」のクランクインを前に祈願祭に参加したアイダ・パナハンデ監督(中)と加藤雅也さん(左)ら=天理市

 世界で活躍する期待の若手監督が、奈良を舞台に映画を製作するプロジェクト「NARAtive(ナラティブ)2018」の撮影が始まった。今月下旬まで約1カ月かけて、メーンロケ地に選ばれた天理市を中心に県内で撮影される。

 「NARAtive」は映画を通じ、奈良の魅力を発信することを目的に「なら国際映画祭実行委員会」(奈良市)が平成22年からスタート。今回で6作目となる。クランクインを前に天理市の石上神宮で祈願祭が行われ、イラン出身のアイダ・パナハンデ監督やキャスト、スタッフら約70人が撮影の無事と成功を祈った。

 メガホンを取るアイダ氏は、昨年の同映画祭インターナショナルコンペティション部門で最高賞を受賞した女性監督。「家族の愛の形」をテーマに、日本の普遍的な家族を描く。アイダ氏は「日本の文化を知り、伝統的な家族の形や問題を映画にしていきたい」と意気込みを語った。

 また、奈良市出身の俳優で、主演を務める加藤雅也さんは「来年でデビュー30周年という節目に、奈良で撮影できることを運命だと思っている」と地元での大役に燃える。その上で「奈良の風景や伝統にある人間模様や一つの日本の在り方を表現できれば」と言葉に力を込めた。

 プロデューサーを務める同市出身の映画監督、河瀬直美さんは「国境を超えて、若手の監督と作品を作ることにわくわくしている。天理の美しさを改めてたくさんの人に伝えたい」と話している。

 本作は来年9月の「なら国際映画祭」のオープニングで初めて上映される予定。

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