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「姉妹都市の終了検討に大きな落胆」 米サンフランシスコ市長から大阪市長への公開書簡(全文)

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「姉妹都市の終了検討に大きな落胆」 米サンフランシスコ市長から大阪市長への公開書簡(全文)

2017年10月2日

大阪市長 吉村洋文様

拝啓

 サンフランシスコにおける慰安婦像に関し、懸念を表明する親書に感謝する。ご存じのとおり、慰安婦像は、地域の活動家グループがその先頭に立って率いる民間資金によるプロジェクトとして、9月22日に除幕された。

 貴信については細心の注意をはらって拝読し、また、駐日アメリカ大使や報道機関に対する貴殿の声明についても改めて精査させて頂いた。

 私は、貴殿が両市の姉妹都市関係の終了を検討されているということに大きな落胆を覚えている。60年以上の長きにわたり、我々の姉妹都市関係は何百もの交流・友好行事の育まれてきた。これらの事業は両市にとって相互利益をもたらしてきただけでなく、両市市民の相互理解を深めてきている。

 姉妹都市という概念は、「人対人 People-to-People」プログラムを生み出し、また促進することで、政府の干渉を排除したうえで、多様な文化と市民をひとつにまとめることを目的として提唱されたものである。我々の60年にも亘る関係は、たとえ歴史や文化、言語が異なっているとしても、ともに力を合わせることで、人間愛が我々に共通する中核的な価値観であること、我々がともに平和に生きていけることを示してきた。

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