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【仕事どうする? 女の流儀(4)】「いつまでがむしゃらに仕事するんや」 “スーパーウーマン”に試練、長時間労働に意識改革

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【仕事どうする? 女の流儀(4)】
「いつまでがむしゃらに仕事するんや」 “スーパーウーマン”に試練、長時間労働に意識改革

ダイキン工業の女性登用の推移 ダイキン工業の女性登用の推移

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 昨年10月、ダイキン工業設備営業部の篠原葵(34)は異例の抜擢(ばってき)を受けた。翌年の6月に開く商品提案会「ダイキン技術フォーラム」の事務局長を任されたのだ。

 技術フォーラムは、3日間の開催期間中に取引先約500人が集まる年1回のビッグイベントだ。その商機に向け、30代前半の篠原が責任者として年上、年下のスタッフ4人をまとめて会場を作り上げていく。女性の育成・登用に熱心なダイキンならではの、思い切った登用だった。

 しかし、篠原は入社以来初めて自信を失った。

思い詰めた表情で…

 育児休暇から復帰してわずか1カ月後の事務局長任命により、環境が急変した。打ち合わせをするにも時間が合わず、スタッフ同士の方向性を一致させられない。仕事は滞り、イベント直前の4、5月は休日出勤が続いた。

 「出産前には、私はできるんだって思っていた。でも違ってた。全然思うようにいかない」

 篠原は、世界を飛び回るキャリアウーマンになりたいと、11年前にグローバル企業のダイキンに入社した。営業畑を歩み、「もっと大きな顧客を担当させてほしい」と上司に直談判したこともある。三菱グループのエアコンを採用するのが通例の三菱地所に食い込んで納入するなど、“スーパーウーマン”としての自負があった。

 「輝いていた自分」を思い出すと、育休から復帰後の自分は中途半端に思える。篠原は、上司で企画担当部長の萩原良彦(51)に思い詰めた表情で打ち明けた。

 「私、仕事を続けていく自信がなくなりました」

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