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【虎のソナタ】涙目のG戦士、一喜一憂のG党…虎党はこの10年、“腐臭”のBクラスを4度も味わってきた

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【虎のソナタ】
涙目のG戦士、一喜一憂のG党…虎党はこの10年、“腐臭”のBクラスを4度も味わってきた

試合前、上本(左手前)は巨人・斎藤投手コーチ、前日頭部に死球をぶつけた畠(右から)から謝罪を受ける=東京ドーム(山田喜貴撮影) 試合前、上本(左手前)は巨人・斎藤投手コーチ、前日頭部に死球をぶつけた畠(右から)から謝罪を受ける=東京ドーム(山田喜貴撮影)

 枯れたる花どもの中に、朝がほの…あるかなきかに咲きて…と『源氏物語』にございます。

 なんといいますか、フッとこの花は咲き、そのまんま、たおやかにしぼんでいくんです。かわいいじゃありませんか。タイガースはこの“散りの美学”があるから皆様に愛されるんです。

 この日の東京ドームの試合が終わって、巨人の選手はほとんどが涙目でした。誇り高き男たちが…坂本九じゃないけれど♪上を向いて歩こう…涙がこぼれないように…と必死で唇をふるわせていたのです。

 高橋由伸監督はつらいあいさつをしました。ファンへの感謝、そして彼は「阪神ファンの皆様、足を運んでいただき本当にありがとうございました…。この現実をしっかり見つめて、進んでいきたいと思います」と。

 2007年からクライマックスシリーズ(CS)ができました。巨人は昨年まで10年連続してAクラスを維持してCS出場権を逃したことはなかった。それがこの日はG党の皆様は横浜の途中経過をスマホで確認しながら一喜一憂しなければならない悲哀を味わったのであります。

 冷たい言い方をあえてさせてもらいますが、阪神ファンはこの10年間、風の日も嵐の日も、何が起ころうとも、この日の巨人ファンの皆様のような“腐臭のするどぶ板をはいずり回る”というBクラスの屈辱を4度も味わってきたのであります。4度も…。この10年で巨人は優勝6度。我が虎はタダの1度も無かったのですゾ、皆の衆!

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