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脳性まひのチンパンジー リハビリで群れ復帰目指す 高知の動物公園

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脳性まひのチンパンジー リハビリで群れ復帰目指す 高知の動物公園

高知県立のいち動物公園でリハビリを続けているチンパンジーの雌「ミルキー」=高知県香南市 高知県立のいち動物公園でリハビリを続けているチンパンジーの雌「ミルキー」=高知県香南市

 脳性まひによる体の障害がある4歳のチンパンジーの雌「ミルキー」が、高知県立のいち動物公園(同県香南市)で、飼育員や作業療法士によるリハビリを続けている。おもちゃで遊ぶなどして体を動かす「人間と一緒」のリハビリで、次のステップとして群れへの復帰を目指す。

 ミルキーは2013年7月14日、難産の末、同園で心肺停止の状態で生まれた。命は取り留めたが、飼育員の山田信宏さん(44)は生後2カ月ごろから「視線が合わない、物にしがみつかないなどの違和感を覚えた」。脳性まひの影響で全身、特に右半身に強い障害が残った。

 障害のあるチンパンジーの福祉について詳しい京都市動物園生き物・学び・研究センターの桜庭陽子研究員(31)は、先天的な障害があり、人によるリハビリで群れへの復帰を目指す例は「国内では他に聞いたことがない」と話す。作業療法士が週1回訪問し、右の手足のマッサージや、おもちゃを使った遊びで自発的に体を動かすリハビリを続けてきた。

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