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大阪・岬町-淡路島の旅客船、サイクリストに人気…30日に実験終了も町は定期運航検討

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大阪・岬町-淡路島の旅客船、サイクリストに人気…30日に実験終了も町は定期運航検討

「深日洲本ライナー」として活躍しているインフィニティ号=大阪府岬町 「深日洲本ライナー」として活躍しているインフィニティ号=大阪府岬町

 大阪府岬町の深日(ふけ)港と兵庫県淡路島の洲本港を結ぶ旅客船「深日洲本ライナー」を運航する町の社会実験が30日に終了する。6月の運航開始から約3カ月。当初は利用客が伸び悩み、軌道に乗ったかと思えば船が故障するなど紆余曲折があった。それでも自転車で淡路島を一周する「アワイチ」を楽しむサイクリストの間で人気に火がつき、現在も問い合わせが相次いでいる。地元では運航に向けた機運が高まっている。(嶋田知加子)

 「最初の2週間はどうなるかと思ったが、サイクリストに愛される船に成長した。まずは感無量」

 岬町まちづくり戦略室の保井太郎室長は、「深日洲本ライナー」として運航しているインフィニティ号(定員68人、49トン)に目を細めた。

 深日-洲本はかつて高速艇が運航していたが、神戸市と淡路島を結ぶ明石海峡大橋開通による利用者減などで平成11年に廃止。社会実験は、定期航路復活を目指し、旅客需要や採算性を調査するために6月25日に運航を開始した。片道大人1500円で1日4往復。しかし、1週目は1便あたり平均6.1人で、平日は乗客ゼロの日も多かった。

 そんな中の7月16日、1本の電話が町に入った。サイクリストのグループから自転車を40台載せたいという予約だった。ただ、決して広いといえない船内にどう自転車を載せるかが課題となった。専門家と相談した結果、前輪を外すだけでほぼそのまま搭載できる自転車用のフックを船に設置した。客室に3台分、2階に8台分。フックに収容しきれない自転車は、車体を包む輪行バッグに入れて運んだ。

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