産経WEST

【関西の議論】関空で横行「中国人白タク」、同胞の訪日客目当て…スマホで決済、摘発逃れの“狡猾さ”

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【関西の議論】
関空で横行「中国人白タク」、同胞の訪日客目当て…スマホで決済、摘発逃れの“狡猾さ”

警察官も停車レーンを巡回しているが、駐禁の取り締まりが中心で中国人の白タクを取り締まっている様子は無かった=関西国際空港 警察官も停車レーンを巡回しているが、駐禁の取り締まりが中心で中国人の白タクを取り締まっている様子は無かった=関西国際空港

 ところで、運賃のうち男性が受け取れるのはいくらなのか。聞いてみると「8割くらいかなあ。関空-難波間だと1万3千円だから、100元(約1700円)は手数料として差し引かれるね」。運営会社は結構な利益を得ているのだった。

摘発難しい

 スマホで予約・決済が完結する「中国式白タク」システムは証拠をつかみにくく、当局による取り締まりが難しい。今年6月、白タク行為をしていた中国籍の男2人が道路運送法違反容疑で沖縄県警に再逮捕されたが、別件で逮捕された両容疑者の口座などを調べる中で証拠を確保できた珍しいケースだったという。

 日本の正規タクシードライバーは「中国式白タク」をどう思っているのか。関空で客待ち中の男性運転手(68)は「そもそも現金のやり取りがないと取り締まりできへんのやから、手の打ちようがない」とあきらめ顔。別の男性(70)は「ここ1年で白タクは特に増えたと思う。だいたいがワゴン車で来とるようやね」とし、「白タクなのか、ほんまに友達の送迎なのかは分からんのが正直なところ。金のやり取りも見たことないし…」と話した。

 奈良市の大手タクシー会社の男性取締役(68)は「中国式白タク」について「中国人は何でもアリですわ」と苦笑い。「こちらは国の許可を得て、責任を持って仕事している。でも、白タクは事故に遭っても保障もない。外国に来たとき、母国語が通じるのが安心なのは分かるけれど…」と話していた。

このニュースの写真

  • 関空で横行「中国人白タク」、同胞の訪日客目当て…スマホで決済、摘発逃れの“狡猾さ”
  • 関空で横行「中国人白タク」、同胞の訪日客目当て…スマホで決済、摘発逃れの“狡猾さ”

「産経WEST」のランキング