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【関西3地銀統合】人口減、低金利…スピード再編、危機感が後押し 他行との競争激化で一体感カギに

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【関西3地銀統合】
人口減、低金利…スピード再編、危機感が後押し 他行との競争激化で一体感カギに

記者会見する(左から)りそなHDの東和浩社長、関西みらいFGの社長に就任するりそな銀行の菅哲哉副社長ら=26日午後、大阪市中央区(山田哲司撮影) 記者会見する(左から)りそなHDの東和浩社長、関西みらいFGの社長に就任するりそな銀行の菅哲哉副社長ら=26日午後、大阪市中央区(山田哲司撮影)

 近畿大阪銀行、関西アーバン銀行、みなと銀行の3地方銀行が来年4月に経営統合し、総資産で関西首位、全国6位の新たな金融グループ「関西みらいフィナンシャルグループ(FG)」が誕生する。大型再編を後押ししたのは、人口減少や低金利の長期化に対する危機感だ。新グループは早期の統合効果発揮を目指す。

 「過去の再編にない圧倒的なスピード感で進める」。りそなホールディングス(HD)の東(ひがし)和浩社長は26日の記者会見で強調する一方、「難しい事業環境だからこそ、ピンチをチャンスに変えていく」と決意を述べた。

 関西みらいFGは、経営統合から5年後をめどに業務粗利益を220億円増の1700億円とし、130億円のコスト削減効果を目指す。近畿大阪銀と関西アーバン銀は経営統合の翌年に合併し「関西みらい銀行」を立ち上げる。通常、地銀の合併は3~4年かけるケースが多いが、早期の2行合併で事務部門のスリム化や、システムコストの削減といった効果を早めに取り込む狙いだ。

 さらに、ITやフィンテック(ファイナンス・テクノロジー、ICTを駆使した金融サービス)を使った低コストで新たなサービスの提供を目指す。システムは2019年夏に関西アーバン銀、20年夏にみなと銀と段階的にりそなに統一する。

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