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10カ月長女を虐待死、42歳母に懲役4年判決 過失・事故は「常識的にみて想定しがたい」高知地裁

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10カ月長女を虐待死、42歳母に懲役4年判決 過失・事故は「常識的にみて想定しがたい」高知地裁

 高知市で平成27年、生後10カ月の長女に暴行し死亡させたとして、傷害致死罪に問われた母親の無職、吉本みゆき被告(42)の裁判員裁判で、高知地裁(山田裕文裁判長)は25日、懲役4年(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。

 当時の被告がうつ病による心神耗弱だった点を前提に、死亡の直接的な原因となった暴行を加えたかが争点。被告は日常的な暴行を認める一方で、当日については「記憶がない」と話し、弁護側は多量の睡眠薬の服用による影響で長女を抱えたまま転倒するなどした過失の可能性もあると主張していた。

 山田裁判長は判決理由で、過失や事故の可能性を「常識的にみて想定し難い」と否定。「抵抗するすべを持たない長女に一方的な暴行を加え、悪質性は高い」と述べ、実刑が相当と判断した。

 判決によると、吉本被告は27年10月、当時住んでいた高知市長浜の市営住宅で長女あんずちゃんの頭を強く揺さぶったり、布団にたたきつけたりする暴行を加え、急性硬膜下血腫で死亡させた。

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