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【今週の注目記事】クマをはねた! ドラレコがとらえた衝突の瞬間…なぜ滋賀でクマ出没が相次いでいるのか

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【今週の注目記事】
クマをはねた! ドラレコがとらえた衝突の瞬間…なぜ滋賀でクマ出没が相次いでいるのか

車にはねられた後、クマは起き上がって一目散に走り出した(左)=6月22日、滋賀県高島市新旭町(同市提供) 車にはねられた後、クマは起き上がって一目散に走り出した(左)=6月22日、滋賀県高島市新旭町(同市提供)

 クマによる農作物や人への被害が全国で報告されるなか、滋賀県でも今年に入ってクマの目撃情報が急増している。県によると、4~8月の目撃件数は前年比約2倍の111件。なかでも県北西部の比良山系ふもとに位置する高島市は6割強の68件を占め、単純平均すると、ほぼ2日に1度の割合でクマが目撃されている。同地域のクマは県レッドデータブックで「希少種」に指定されるほど個体数が少ないとされる。にもかかわらず頻繁に人里に現れるクマ。いったい何が起きているのか。(花輪理徳)

はね飛ばされるクマ

 9月のある朝、高島市今津町大供の山すそにある住宅街に住む男性(75)が、妻と車に乗り出かけようとしたときだった。住宅街の出口付近の道路脇に「何か黒い物体がある」のに気付いた。物体は二つで、それぞれ足や顔らしきものが見える。よく見ると、体長約1メートルと50センチほどの2頭のクマだった。

 2頭はこちらをじっと見ていた。「私もクマも、すっかり固まってしまった」。一瞬後、クマはきびすを返し、雑木林へ姿を消した。男性は「普段よく散歩する道。車に乗っていたからよかったが、歩いているときに鉢合わせしたら、と思うとぞっとする」と振り返った。

 目撃談は春ごろから相次いでいる。6月22日には同市新旭町の県道で、同市の女性職員が運転する公用車が道路右側から飛び出してきたクマと衝突した。一部始終はドライブレコーダーに記録されており、映像を見ると、はね飛ばされたクマはすぐに起き上がり、猛スピードで走り去った。

県内200頭だが「希少種」…少数クマ、何度も出没、そして…

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