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放し飼いの「習慣」が原因? 野良犬が多い兵庫・淡路 県内で突出

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放し飼いの「習慣」が原因? 野良犬が多い兵庫・淡路 県内で突出

 政令市などを除く地域を管轄する県動物愛護センターは平成28年度に犬473匹を収容・引き取りし、うち淡路支所は126匹と26%を占めた。センター管轄区域内で淡路支所の人口割合は約5%しかなく、突出した数字になっている。

 特に多いのが野良犬の収容数。管轄区域の人口の約3割をカバーする県動物愛護センター本所(阪神・丹有地域)は7匹だったのに対し、淡路支所は46匹だった。杉原未規夫支所長(58)は「減少傾向にはあるが、いまだに淡路島内の山には野良犬がおり、道路で車と衝突したり、牛小屋のエサを食べるなどの被害も出ている」という。昨年度は野良犬や迷い犬の捕獲に関する相談が112件あった。

 背景には放し飼いの習慣や不妊処置が浸透していないことがあるという。杉原所長は「放し飼いされている犬が野良犬との間で子を産んだり、家に帰れなくなって野良犬化したりするケースがある」と指摘する。納屋などで生まれ、飼い主不明のまま引き取った子犬の数はセンター本所の0匹に対し、淡路支所は41匹と突出している。飼い主が手に負えなくなったり、転居を機に飼えなくなったとして引き取るケースも19匹あった。

 また、淡路島では猫の引き取り数も28年度は172匹と依然高止まりしている。子猫が圧倒的に多く、同支所は家の中での飼育や不妊処置などを呼びかけている。

 杉原支所長は「犬や猫を飼うことは、動物の生涯にわたる大きな責任とともに、社会的責任を飼い主が負うということ。その責任を全うすることが不幸な犬や猫を減らすことにつながるはずです」と訴えた。

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