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ルール違反多発…自転車事故最多の大阪で「専用通行ゾーン」急増中 防止の「切り札」に

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ルール違反多発…自転車事故最多の大阪で「専用通行ゾーン」急増中 防止の「切り札」に

大阪で急増中の自転車専用レーン。府警は「一方通行」の徹底を呼びかけている=大阪市中央区(彦野公太朗撮影) 大阪で急増中の自転車専用レーン。府警は「一方通行」の徹底を呼びかけている=大阪市中央区(彦野公太朗撮影)

 大阪府警によると、府内の自転車通行空間は28年度末までに3種類合わせて約72キロが整備され、このうち自転車専用レーンは約55キロ。25年末に専用レーンは約3・7キロに過ぎなかったが、その後の3年間で急ピッチで整備が進んだ。

人身事故最多

 府内の自転車関連の人身事故は、26年から3年連続で全国最多。今年も7月末時点で6240件発生し、全国ワースト1位となっている。自転車事故による負傷者数も25年から4年連続で全国最多だ。

 自転車側のルール違反やマナー違反に起因するものも多く、特に、自転車の信号無視による死傷者数は、25年から4年連続で全国最多。ほかに、一時停止や通行禁止などの規制を守らないことによる事故も散見され、担当者は「自転車がルールやマナーを守るだけで減らせる事故も多い」と話す。

 府警は、こうした状況を脱却しようと、道路を管理する自治体と連携し、自転車専用レーンの整備を促進してきた。今年も複数の自治体で新たに整備が計画されているという。

左側通行徹底を

 一方、自転車通行空間の整備が進むにつれ、新たな事故リスクも生じている。

 3種類のうち、自転車専用通行帯と自転車専用レーンは車道の一部のため、自転車は左側通行が原則だ。ただ、府警によると、左右に関係なく通行できると勘違いし、右側を走ってしまう府民も多いという。幅が狭い専用レーンなどで正面から自転車が向かってくると、衝突や接触を避けようと車道や歩道に飛び出すこともあり、事故につながる可能性がある。

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