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“和牛五輪”九州勢独占、大分・宮崎両県が最高賞、総合1位は鹿児島
仙台市で開催されている和牛の品評会「第11回全国和牛能力共進会」は最終日の11日、最高賞に当たる「内閣総理大臣賞」が発表され、体形や毛並みの良さを評価する「種牛の部」は大分県代表、肉質を比較する「肉牛の部」は宮崎県代表がそれぞれ獲得した。
参加39道府県が、各審査区分で獲得した点数に基づく総合順位は、鹿児島県が1位となった。2位は宮崎県、3位は大分県。
最高賞に選ばれた牛を出品した大分県代表の安藤直樹さん(36)は「高評価が得られて本当にうれしい。貴重な経験になった」と笑顔で話し、宮崎県代表の馬場幸成さん(63)は「他県とは違う脂の質を目指していた。成果が認められた」と喜んだ。
品評会は、牛を性別や月齢によって1~9区に分類して審査。10日までに各区のトップが決まっており、最高賞はこの中から選ぶ仕組みになっている。
5年に1度開かれる品評会は「和牛のオリンピック」と呼ばれ、今回は過去最多の513頭が出品された。