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【世界を読む】「たこ揚げ」でも中印衝突か…インド過熱「けんかだこ」に中国製「たこ糸」参入で事故多発

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「たこ揚げ」でも中印衝突か…インド過熱「けんかだこ」に中国製「たこ糸」参入で事故多発

インドの独立記念日に当たる8月15日、首都ニューデリーの旧市街上空を舞い飛ぶ数々のたこ。自由と独立の象徴として、たこ揚げが盛んに行われるインドでは近年、たこ糸が原因の死亡事故が相次いでいる。停電や野鳥のけがも続発するなか、当局はガラスや金属で加工された中国製などのたこ糸の販売や保管を禁止したのだが、今年はたこを悪用したテロの危険性がささやかれるような事案も起きた(ロイター) インドの独立記念日に当たる8月15日、首都ニューデリーの旧市街上空を舞い飛ぶ数々のたこ。自由と独立の象徴として、たこ揚げが盛んに行われるインドでは近年、たこ糸が原因の死亡事故が相次いでいる。停電や野鳥のけがも続発するなか、当局はガラスや金属で加工された中国製などのたこ糸の販売や保管を禁止したのだが、今年はたこを悪用したテロの危険性がささやかれるような事案も起きた(ロイター)

 日本と異なり、インドの「たこ揚げ」は夏がシーズンだ。独立記念日(8月15日)の前後になると、子供も大人も夢中になって糸を操り、首都ニューデリーの上空を多くのたこが乱舞する。ところが近年は、たこ糸が絡まることで野鳥がけがをする事案や停電が続発し、子供が死亡する深刻な事故も発生。当局は特殊加工された中国製のたこ糸に問題があるとみて使用禁止を打ち出したのだが、今度はたこを使ったテロの危険性までささやかれるようになってしまった。

首に糸が絡まり…

 インドのたこ揚げは、日本の一部地域でも行われている「けんかだこ」。上空で自分のたこを相手のたこに絡ませ、糸を切って落とせば勝ちだ。

 北部を中心に競技会が催されるほど盛んに行われているのだが、独立記念日の前後に揚げられる由来を、インドのPTI通信はこう説明している。

 植民地時代の1927年、統治状況を調査する「サイモン委員会」が英国からインドを訪れた際、全土で抗議行動が起きた。委員長のサイモン卿には「サイモン帰れ」というシュプレヒコールが浴びせられ、この言葉をたこに書きつけて飛ばす人もいたという。つまりインド国民にとって、たこ揚げは自由と独立の象徴と言えるのだ。

 それだけに人気を博すのもうなずけるのだが、熱狂はときに思わぬ悲劇を生む。

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