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カワウソの島、高まる期待

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カワウソの島、高まる期待

 国内で38年ぶりに生きた野生のカワウソが確認された長崎県の離島、対馬で2日まで、環境省による本格的な現地調査が行われた。絶滅したとされるニホンカワウソなのか。何匹いるのか-。日本中の視線が集まり、期待は高まる。一方、島内を探し回る人が増え、ツシマヤマネコといった希少動物に影響が出ないか心配する声も出ている。

 「持ち帰って分析しないと分からない」。環境省調査チームの一人で、カワウソの生態調査をしてきた筑紫女学園大(福岡県)の佐々木浩教授(59)は調査終了後、取材に対し、採取した動物のふんについて慎重に答えた。

 佐々木教授は、国内で最後にニホンカワウソが見つかった高知県など国内外で調査してきたが、対馬は「調査しにくい地域」と話す。魚を捕るカワウソのふんがみつかりやすいとされる海岸線には、陸地から近づくことが難しいごつごつとした岩場も多く、船を使った調査も実施したという。

 調査チームは、採取したふんのDNAを解析する。結果は9月下旬以降に分かる見通しだが、もともと生息していたのか、最近になって韓国から流れ着いてきたのかなどを調べるには最終的に1~2年の期間が必要になる可能性もあるという。

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