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【銀幕裏の声】リケジョ必見! 映画「トリガール!」原作者、中村航さんが愛する鳥人間コンテストの魅力とは…

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【銀幕裏の声】
リケジョ必見! 映画「トリガール!」原作者、中村航さんが愛する鳥人間コンテストの魅力とは…

土屋太鳳が、パイロットを目指すゆきなを熱演する (C)2017「トリガール!」製作委員会 土屋太鳳が、パイロットを目指すゆきなを熱演する (C)2017「トリガール!」製作委員会

過酷な世界

 中村さんは幼い頃から鳥人間コンテストをテレビで見ていたというが、強く興味を持ったのは約8年前。

 「作家となり母校に招かれ、学生たちを対象に文章講座などを行っていたのですが、あるとき、TBTの学生が鳥人間コンテストの話について書き、この文章を読んで以来、人力飛行機の世界に惹(ひ)かれたんです。いつか必ず小説で書こうと決めました」と中村さんは振り返る。

 小説を書くため、中村さんは何度も母校を訪れ、TBTを取材。学生から話を聞いたり、鳥人間コンテストが開かれる琵琶湖の会場にも通った。「こんな過酷な競技はないと思いました。たった1度の飛行のために、学生たちは1年を費やすのです」

 《「プロペラってのは、風そのものだと思うんだ。風の起点になるわけだから。完璧な風がないように、プロペラにも完璧はない。このサークルでは、毎年、理想の風を追い求めているんだ…」》

 ひたすらプロペラだけを製作するTBTプロペラ班のOB、通称“ペラ夫”のこの言葉に、部員たちが青春を懸ける理由、その意義が凝縮されているようだ。

パイロットはエンジン!?

 TBTにはプロペラ班のほか、翼班、フェアリング(操縦席のカバー)班など計7班あり、ゆきなはパイロット班に入る。

 人力飛行機は、パイロットがペダルをこいでプロペラを回し、機体の推進力を生み出す。つまり、TBTでは2人のパイロットがエンジンの役割を担っている。

 《「パイロットは設計段階で体重と出力を指定されるんだ」

 「僕と先輩で合わせて体重は125キロ、出力は530ワット。これが今年の機体の仕様だ」

 「制限体重をオーバーしたら、墜落し目標距離は飛べない」

 「750ワットで1馬力…」》

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