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【軍事ワールド】トランプ大統領が米軍に入れた亀裂 過去の軍への貢献者たちは“不合格”に…

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【軍事ワールド】
トランプ大統領が米軍に入れた亀裂 過去の軍への貢献者たちは“不合格”に…

第二次大戦中の米陸軍航空隊の黒人部隊に敬意を表して、尾翼を赤く塗ったアラバマ州空軍のF-16。爆撃機援護に活躍した黒人部隊は、訓練地の名を取って「タスキーギ・エアメン」とも呼ばれた(2010年撮影、米空軍HPより) 第二次大戦中の米陸軍航空隊の黒人部隊に敬意を表して、尾翼を赤く塗ったアラバマ州空軍のF-16。爆撃機援護に活躍した黒人部隊は、訓練地の名を取って「タスキーギ・エアメン」とも呼ばれた(2010年撮影、米空軍HPより)

 第二次大戦時、米国では黒人差別が当然のように存在した。高等教育を受ける機会も少なく「黒人は臆病で、大事な時に逃げる」などという偏見がまかり通っていた時代だが、軍は優秀な人材を欲していた。とはいえ、一般兵士の偏見や差別との折り合いをどうつけるかが問題となった。結局、陸軍航空隊では黒人だけで構成した戦闘機部隊が編成された。

 その任務は、ナチス・ドイツの領土奥深くへ侵攻する爆撃機の援護だ。黒人の戦闘機部隊「第332戦闘機隊」は、偏見とは真逆の驚くべき忍耐心を見せた。他部隊のパイロットは「敵機撃墜」の栄誉を求め、敵機を深追いしたり、爆撃機そっちのけで戦闘機同士の空中戦に突入したが、黒人部隊のパイロットたちは爆撃機編隊につかず離れずの的確な援護を行い、白人の爆撃機編隊から賞賛された。厳しい訓練と規律で任務を全うしたのだ。同部隊のP-51マスタング戦闘機は部隊標識として尾翼を赤く塗っていたことから「レッド・テイルズ」と呼ばれ、爆撃機部隊の厚い信頼を得た。

 コード・トーカー

 そのころ、太平洋戦線の米軍で暗号のやりとりに特殊な働きをしたのは、差別されてきた少数民族だった。米国の先住民族のナバホ族の言葉は一部の米国人研究者しか知らないものだったため、ナバホ族にとって普通の会話が他の人々には暗号そのものだった。日本では「訛りのきつい方言なら暗号に使える」などという俗説もあるが、言語体系が他言語と同じである限り暗号たり得ない。

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