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【衝撃事件の核心】泥棒アウトロー人生どっぷり 生活保護受給の83歳が信金強盗を強行したワケ

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【衝撃事件の核心】
泥棒アウトロー人生どっぷり 生活保護受給の83歳が信金強盗を強行したワケ

刃渡り9センチのはさみを手に信用金庫に押し入り、暴力行為処罰法違反の罪で起訴された83歳の男。刑事裁判の法廷に車いす姿で出廷し、血気盛んな犯行動機を語った 刃渡り9センチのはさみを手に信用金庫に押し入り、暴力行為処罰法違反の罪で起訴された83歳の男。刑事裁判の法廷に車いす姿で出廷し、血気盛んな犯行動機を語った

 さあ、さあとばかり、応接コーナーへと連れて行かれる被告。ここに来てもまだ、金が出てくると思っていたようだ。ただ目の前に現れたのは警察官だった。あっけなく、被告は逮捕された。

月11万円の生活保護費受給

 暴力行為処罰法違反の罪で起訴された被告の初公判は8月3日、大阪地裁で開かれた。

 被告は緑色の半袖シャツに紺色のズボン姿。頭髪は薄く、無精(ぶしょう)ひげを生やしていた。信金に押し入ったときは、まだ自力歩行ができていたというが、この日は車いすで出廷した。証言台へと促され、立ち上がろうとしたが、足はプルプルと震え、歩けなかった。そしていきなり、こう話した。

 「歳(とし)いっているので、大きな声でお願いします。83なんで。耳が遠いんです」

 被告は昭和8年生まれ、堺市出身。「まともに仕事しているより、泥棒で生計を立てていた期間の方が多いです」と自ら語ったように、犯罪を繰り返すアウトローだった。

 本人いわく中学中退。工務店の手伝いやパン屋のアルバイト、日雇いの建設作業員など職を転々とし、いずれも長続きしなかった。金がほしくなると空き巣に入り、家人に見つかって包丁で切りつけたこともあるという。

 再犯を重ねてきた被告だが、5年前に大阪刑務所を出所してからは、大阪市西成区のアパートでまっとうに生活していたようだ。

 管理人に生活保護の申請をしてもらい、西成区役所から月11万円の保護費を受け取っていた。うち家賃が4万円余り、さらに身の回りの世話をするヘルパー代金と昼食代として1万~2万円を徴収されていた。

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